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pythonでepsファイル形式でグラフを保存する方法【matplotlib】

 こんにちは。

matplotlibはpythonを使っていく上で必須となるライブラリです。matplotlibでは棒グラフや折れ線グラフ、レーダーチャートなどいろいろなものを作ることができます。

matplotlibで作成したグラフというのは基本的には、jpegファイルやpngファイル形式で保存することが一般的ではありますが、これらのファイル形式で保存すると作ったグラフの編集が難しくなることが想定されます。

そこで約に立つのが、EPSファイル形式という画像ファイルの形式になります。今回はEPSファイルをpythonで扱う方法について紹介していこうと思います。


そもそもepsファイル形式とは?


そもそもepsファイルとはいったいどのようなファイル形式なのでしょうか。まずはepsファイルの特徴、つまりpngファイルなどの他の画像ファイル形式との違いについて説明していきましょう。

他の画像ファイル形式と比較してepsファイルの最もすごい特徴としては、画像を保存した後にその画像自体を編集することができる点にあるといえます。

epsファイル形式は他の画像編集ソフトで編集することができる。

epsファイルをどのように編集するかというと、いわゆる画像編集ソフトを使うことがになります。最も有名な画像編集ソフトだとAdobeのillustratorなどがそれに該当します。

Adobeのillustratorは有料かつサブスクで高くつくことを考えるとフリーソフトのインクスケープなども候補に挙がってきます。これらの画像編集ソフトと相性が非常に良いのがepsファイル形式ということになります。

epsファイルだと作成したグラフの見出しや位置などを調整できる。

ではepsファイルを使って画像編集ソフトを扱うケースというのはどういったケースに当たるのかについて説明していくと、具体的には論文執筆の際に添付する図表やグラフを扱うときにその真価を発揮するといえます。

pngやjpegファイルでグラフを作成していると、こういった編集を行うことができないので、もしも自身が作成したグラフを論文や学会発表の資料で使用する予定があるのであれば、jpegやpngファイルの他にもepsファイルでデータを保存しておくことがおすすめです。

pythonでepsファイルを生成する方法

ではpythonでepsファイルを生成するのにはどうすればよいのでしょうか。基本的にpythonでグラフを作成する場合には、matplotlibを使用するのが一般的だと思いますが、matplotlibの画像ファイルの保存形式にepsファイルが存在するのでそれを使用するのが最も簡単な生成方法となります。

いわゆるplt.show()でポップアップされるグラフの保存画面でepsファイルを選択することで、pythonでepsファイルを保存することができます。

pythonプログラミングでepsファイルを作成する場合には、matplotlibの保存のコードの拡張子をpngやjpegからepsに変更することで生成することが可能になります。epsという見慣れない拡張子だと難しいのではないかと思われますが、実際にはずっと簡単ですのでご安心ください。

epsファイルを駆使して図表をきれいに作ろう

先ほどの説明にも合った通り、epsファイルは論文執筆や学会発表のポスター作製などと相性が非常に良い画像ファイル形式になります。

メジャーな画像ファイル形式のjpegやpngと組み合わせてより良い資料作成ライフを送れるようにしましょう。